代表的な男性の性的な悩み「早漏」
男性の性的な悩みの一つには早漏が挙げられます。
この症状は、性行為のときには射精をすることが一つの目的となるのですが射精するまでの時間が短くなることによってパートナーとなる相手を満足させることができずに終わってしまうことが多いことが特徴です。
その結果、パートナーが不満を訴える可能性が高まるだけではなく男性自身のこころも傷つけることにつながってしまいます。
早漏になってしまう原因としては、心が原因となるものと身体が原因となるものの2つに大別されます。
早漏の症状を引き起こす原因を把握しなければ、問題の解決にはなかなかつながりません。
若い男性に起こる場合には、心が原因となっているケースが多いです。
この場合においては、まだセックスに慣れていないというコンプレックスがある場合が多いです。
その結果として性的刺激に対して必要以上に興奮してしまって、我慢することができずに射精してしまいます。
ただ、これは大抵の男性の場合が一度は経験してしまいがちなことでもありますのでまず一つ目には慣れておくということで解決できる可能性があります。
もう一つの身体が原因の早漏に関しては、過敏性早漏と衰弱性早漏に分かれています。
過敏性早漏の場合は、包茎の方が起こしやすい早漏となっており亀頭が刺激に慣れていないためちょっとした性的な刺激によって早い時間で射精してしまいます。
一方衰弱性早漏は高齢者に多く、加齢に伴って射精管閉鎖筋という筋肉の筋力が弱まってしまうことで射精しやすくなります。
加齢や運動不足が射精管閉塞筋が衰えにつながり、お漏らしのように精液が出てきてしまうことが症状の特徴です。
対策としては、早漏専用の内服薬を服用することや塗り薬を亀頭などに塗って感覚を鈍磨させるなどの方法があります。
包茎の場合は、手術を受けて包皮を取ってしまうことも有効でしょう。
自分でできる射精管理のトレーニングをしておくことも一つの方法です。
早漏以外にもある男性の性的な悩みは?
早漏以外にも、男性の性的な悩みはいくつかあります。
まずは、早漏の反対で遅漏と呼ばれるものがあります。
いくら性的な刺激を得てもなかなか射精まで到達しにくく身体が疲れてしまうケースになるのが特徴です。
膣内射精障害は、膣内でのオルガスムの遅延及び欠如などがみられることが症状であり不和の一因となります。
自慰行為を行う人も少なからずいますが、自慰行為で射精することができても女性の膣内で射精することができにくい人は遅漏になっている可能性がありますので対策しておくようにしましょう。
主に遅漏の原因には、自慰行為を間違って行っていた場合や性的快楽が得られる対象物が存在しないなどといった問題があります。
それぞれ、パートナーなどとも協力したり自分で治せるところは直すようにしておくことが解決の近道でしょう。
EDと呼ばれるものは、射精に必要なプロセスである勃起ができなくなってしまう状態のことです。
血行不良やストレスなどがもとで引き起こされます。
障害となっているものを取り除いたり、リラックスすることなどが対策です。
ED治療薬などに頼ることも有効ですが、副作用や注意事項などを守ったうえでの使用を行うことが大事でしょう。
射精感はあるのに精液が尿道を逆流してしまって射精まで至らないという状態になってしまう逆行性射精障害という症状もあります。
その場合に考えられるのは、性行為において膀胱頸部がしっかり閉鎖されない為に精液が膀胱内へ逆流するケースです。
若い人では不妊の原因になってしまうこともあり、重大な問題で治療する必要がありましたが現在では研究が進み薬物治療のほかにも対策法がありますので泌尿器科で診てもらうと良いでしょう。